中編小説

余白の先

yasu

言葉を磨き続けた編集者・壮介は、赤ペン一本に人生を賭ける男だ。

ある日、15年間沈黙を続けてきた伝説の作家・黒田淳一の未発表原稿が届く。壮介は原稿を開き、赤ペンを入れるべき箇所が無数にあるのに、どこにも入れられないことに気づく。

「余白を埋めたら死ぬ」と言う作家と、余白を敵とみなす編集者。二人の対峙の先に、「伝える」ことの本当の意味が浮かび上がる。

第1章から読み始める

目次

  1. 1 赤ペンの温度 約5分
  2. 2 沈黙の原稿 約5分
  3. 3 余白を埋めるな 約5分
  4. 4 書かれなかった手紙 約5分
  5. 5 沈黙で書かれた原稿 約5分
  6. 6 届きすぎた言葉 約5分
  7. 7 赤ペンを置く 約5分
  8. 8 編集者ノート 約5分
  9. 9 余白の先 約5分